大型テスター製品のトレーサビリティ管理システムの設計、開発案件

[背景/ニーズ]

お客様は大型テスター製品を主製品とする2,000億円規模の会社様で、製品は200種類以上の基盤などによって構成される。製品の種類は数百種類。顧客の信頼性向上を実現するため、製品のすべての基盤の構成とシリアル情報を管理し、トレーサビリティ情報として保存する必要がでてきた。
お客様の工場は非常に広大なため、組み付けが完了した製品のところに行って、それぞれの基盤に貼り付けられた非常に小さな2次元コード(5mmx5mm)に刻まれたシリアルコードを小型のデバイスで取得したいというのがお客様の要望だった。

[内容/ソリューション]

狂牛病問題から普及したトレーサビリティシステム。収集する情報は誰が、何を、何時というような情報であるため、ほとんどの業種に応用させることが容易なことから品質保証の仕組みとして急速に広まった。
このプロジェクトではこのペース思想に基づいて、当社が得意とするハンディーデバイスとバーコードリーダーを利用して構築した。プロジェクトは当初お客様と実験的な形からスタートし改版を重ねて現在では理想的な形となり、今後は他の製品などへの横展開を検討している。

[技術/テクノロジー]

  • スパイラル開発手法による顧客との仕様確定
  • UNIXサーバとの連携
  • 2次元コードリーダーとPDAとPCとの相互連携
  • 開発言語 : Delphi7 (サーバ、クライアントPC) , C#.net (PDA)
  • データベース : SQL Server2005
  • OS : Windows2003Server, WindowsXP, PocketPC (WindowsCE)

[体制/チーム]

  • 設計兼開発 2名のSE体制よるスパイラル開発
スパイラル開発手法が一番効力を発揮するのは、少人数のチームで開発を行ったときである。 大人数でも可能ではあるが、少人数の場合の対応力は強力である。ただし、顧客担当者様を巻き込んでの開発になるため、顧客担当者様は多くの時間を割くことになるため、仕上がりは期待通りになる反面、担当者様にはスピーディーな判断が必要になる。

[効果]

お客様の検査部署の手間を大幅に軽減し、正確な情報をいつでも即座に引き出せるようになった。また様々なデバイスを用いた開発がシステムの可能性を広げた。